倫敦で、GHIBLI作品を見る
2015年 03月 30日
ここイギリスでは、TV放映をほとんど見たことありません。
フランスをはじめ、ドーヴァー海峡の向こうの大陸では、かなりの日本製アニメが放映されていると聞きますが。
愛用させてもらっている公立図書館のDVDコーナーにも、あるアニメ・スタジオの作品以外は、「NARUTO」や「時をかける少女(アニメの)」くらいしか。
そのあるアニメ・スタジオとは…………。
言わずと知れた、スタジオ・ジブリ!!
近辺の図書館は何館も、かなり徘徊しておりますが、ジブリの作品は必ずと言っていいほど置いてあります。
このところ、ジブリ作品は、こちらのTVでも放映されていて。
『風立ちぬ』、『千と千尋の神隠し』、それから昨日は『仮ぐらしのアリエッティ』やってました。
ジブリ作品の英訳って、子供も見られるようにとの配慮からか、とっても英語がスタンダードで分かりやすい。
スラングも省略も少なくて。
聴く方は別としても(こちらに来て、日常では聞き取れない英語ばかり(>_<;)「外国人なんだし、こんな英語喋ればいいんだなぁ、無理にスラングや流行りのフレーズ使わなくても」なんて、妙に安心しました(笑)
『千と千尋…』では、娘がラスト近くのセリフがどうなるか、すごく期待して見ていて。
「ハクの本名、”ニギハヤミコハクヌシ”って、どう訳されてるんだろう!?」
日本人だと、おぼろげに「神様の名前」と分かるフレーズ。
名前だからとそのまま訳して、通じるのかどうか。
結果。
「Spirit of the Kohaku river」
でした!!
やっぱり、日本以外の人に「神様の名前と分かれ」というのには、無理がありますか~。
八百万の神という概念自体受け入れ難いかも。
それから、娘が「この綴り、すごくね!?」と言っていたのが、ジブリの英語表記。
この記事のタイトルにある GHIBLI です。
スタジオ・ジブリの公式サイトによれば、
”ジブリの綴りは「GHIBLI」、サハラ砂漠に吹く熱風を意味するイタリア語です。第2次世界大戦中に使用されたイタリアの軍用偵察機の名前でもあり、飛行機マニアの宮崎監督が命名しました。日本のアニメーション界に熱風を起こそうという思いを込めたネーミング”
とのこと。
宮崎駿らしい。
『紅の豚』や『風立ちぬ』は何か楽しんで作ってるなっていうのがガンガン伝わって来ましたし、レトロな世界観や乗り物大好きですよね、全作品に渡って。
娘よ、こっちの綴りの方が先にあったそうだよ。
こちらの図書館は、本だけでなく、音楽CD、朗読CD、DVDも置いてあり、フリーWifiはあるし、利用価値が高いです。
また、様々なサークル活動も催されています。
英語を第二外国語とする人への英会話教室、スペイン語教室、職業訓練教室、詩や小説などの文章を書くサークル、ゲーム・サークルなど。