先日、父から一本の電話が。
一人暮らしで寂しがりやなのに、コロナのせいで、外出して気軽に誰かと話すことができなくなったため、私にも弟にも、孫たちにまで、毎日SMSや電話が何回も来ます。
その日の電話では、「物を移動していて、ケガ(打ち身)をした」と。
何かおかしい。なぜ、急に物を動かすことになったのと尋ねると、「30年以上前に設置した床下乾燥機の点検で床下を見に業者が来るから」と。
30年間で、確か一年目に来たような気がするけれど、それ以後、放置ですよ。
畳も上げなければいけないらしい……。
怪しい~!
速攻、「それ、九分九厘詐欺だからやめな。『修理しないと火事になる』とか何とかで、契約結ばせてお金を取る気だよ!!」と強く説得。
断りづらそうな雰囲気の父に「『物を動かしていて、ケガしたから、今日は無理』って言えばいい」と助言。
やっと断りの電話を入れてくれました。
その後、「もし、またそういう新しい契約が必要な案件があったら、『娘が成年後見人になっているから、契約を自分でできない』言ったら引き下がるよ」とアドバイス。
まだ、正式に手続きはしてないですけどね~。こう言ったら、相手は面倒くさくなってあきらめることも多いでしょう。これこそ、嘘も方便。
後日、父の住む実家に行った際に、固定電話を常に留守電にするようにセットしてきました。
必要な連絡ならば、再度かけるか留守電に残すかするだろうけれど、単にセールスや詐欺グループだったら、二度とかけて来ないことも多いでしょう。
実際、その後、そういったセールス電話に全く出なくてよくなったそうです。
今後、さらに老いてゆく父の身の振り方を考えなくてはと思っておりますが、息子の不登校問題が落ち着き、来春高校を卒業した暁にはと一一・・・。